トラウマ VS 私

 

小学校低学年くらいまで虫好きだった。

誕生日プレゼントに昆虫図鑑をもらうくらい好きだった。

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虫かご、虫取りあみも買ってもらって家の前の公園で昆虫採取に勤しんでいた。1人で。

 

 

 

母による放置教育を受けていたので(法には触れてない)思い出される寂しい幼少期…。

 

 

私「レゴ一緒にやろう〜」

母「えー、今洗い物で忙しい」

私「終わったら!」

母「えー、結構かかるよ〜」

私「待ってる!」

 

〜しばらくして〜

 

私「遅いな…洗い物終わったかな…お母さー…」

母「zzz」

 

 

 

こういう事がザラにある(笑)

今となっては家事やって育児して…っていう大変さが理解できるけど、当時は悲しさ寂しさで溢れていた。

ひとりっ子なので、日中の遊び相手は母しかいなかった。

その母もごく稀にしか遊んでくれなかったけど(笑)

 

 

 

母「まあ、でもたくましく育ったからいいじゃん☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学5年生の時に事件は起きた。

給食にね、ワカサギのフリッターが出たんですよ。

小魚を頭から食べると頭が良くなって、尻尾から食べると足が速くなるっていう謎の説を信じてた時代です。

足の速さなんかどうでもよい。運動会で輝ける能力なんかいらない。知能や知能。

圧倒的に足りない知能を誰が言い始めたのかわからない迷信にすがってでも手に入れなくては…!!

 

頭からぱくり。

ワカサギの胴体を見ると何かいるんですよ。

怖いなー怖いなー(CV:稲川淳二

 

 

 

それはそれは鮮やかな赤色!!!

 

 

 

 

てんとう虫でした。

 

驚き過ぎて声も出なかった。

一瞬にして全ての虫が苦手になった。

そして小魚も苦手になった。

 

担任にてんとう虫が入ってたことを伝えると、

 

 

 

 

担任「先生まだ食べてないから代わりに食べる?」

 

 

 

 

いらんわ!!!!!!

食べれるか!!!!!!

担任も苦手になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さい虫ですら苦手になったので、虫を見つけては悲鳴をあげてた。

虫が苦手な人ほど素早く見つけるよね。

あれなんなんだろ、レーダーでも出てるんだろうか。

 

中学のとき、外から舞い込んできたちょうちょが私に止まって机をひっくり返したこともある。

虫苦手な人に虫寄ってくる説もあるよな。

1ミリたりともお呼びじゃない。

悲鳴に寄ってくるのかと思って一時期心の中で

お願いだから来ないで…と祈ってたけど全然来る。

超音波でも発してるんかな、私。

 

 

傘の留め具を虫と勘違いして傘投げた事もあったな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私、保育士になってから変わりました。

手にだんご虫やアリを載せて子どもたちに見せている。

ちょうちょを虫取りあみで捕まえたりしている。

 

これはもう涙ぐましい成長でございます。

子どもたちに虫を見せてあげたい…

その一心で少しずつ克服している。

なんなら進んで虫探ししてる。

やばくない?やばいよね?やばみ。

 

 

この前はてんとう虫を見つけて、直接は触れなかったけど葉っぱに乗せて公園から園まで連れて帰ってきた。

感動オブ感動。スタンディングオベーション

 人って変われるんだなぁ(みつを)

 

 

 

 

 

 

素早く飛ぶ飛行タイプの虫(セミとかバッタとか)はまだ苦手だけど、この秋トンボを捕まえられそうな勢い。

なんならバッタもいけるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり無理かも(弱気)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家に引っ越してから15年…

ゴキブリ(以下G)が外からの侵入と思われる計3回しか遭遇してない。

我が家には住み着いてない模様。

ありがとう。(何への感謝?)

 

てか、Gって漢字だと蜚蠊って書くのね。

文字からも嫌な要素しか伝わってこない(笑)

 

 

遭遇の3回のうち2回が私の部屋でして。

えっ、私の部屋に住んでる?知らん間にルームシェアしちゃってる?(震え声)

 

タイミングがよくていつもサササッと動く姿に出くわしている。

声なんて出ないよね。

無言で母に電話する(家の中で)

 

 

母「なに?……もしもーし?」

 

私「部屋ニG発見ナリ。即座ニ集合セヨ。(スーパー小声)」

 

母「(部屋に入ってきて)なんて?」

 

私「G!G!G!G!」

 

ベイベベイベと少女時代のGeeの振り付けで部屋を退避。

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退避しかけてさ、このまま見失ったらどうしよう…という恐怖が襲うわけです。

 

部屋から出たい気持ちをぐっとこらえてね、Gを追いかけるわけ。

 

母が台所から食器用洗剤を持ってきた。

これかけるとGの動きを止めることができるんだよね。

一体何が入ってるんだろう…

口に入れちゃダメ、絶対。

 

 

今回は私のベッド下に入っていくのを確認した。

気合いを入れてベッド下の収納スペースを取り出す母。

洗剤を構える私。

 

サササッ

 

 

母&私「「ギャーーーー」」

 

 

一心不乱に洗剤をかけたが、サササッと出てきたのはGではなく埃だった(笑)

 

 

とりあえず、ベッド下にステイしたままのGをケータイのライトで照らすけどなかなか見えない。

 

 

母「どこ行った!?ライト照らして!!見えん!!!!光が足りない!!!私のケータイ取って!!!」

 

 

母のケータイライト点灯

 

 

母「緑!!!!!見えん!!!!!」

 

 

母のケータイにはゆずのライブでもらった緑シールがまだ貼られてた(笑)

 

 

 

 

ライト照らしても全然見えないので、ベッドを動かすしかない…

 

 

 

緊張の瞬間………

 

 

 

 

 

 

サササッ

 

 

 

 

 

私「無理ぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

洗剤を母に押し付ける私。

受け取った洗剤をかけまくる母。

 

 

 

GET☆

 

 

 

 

偉大なる母🤱

父は様子をドアの陰から見ていた。

おい、参加せい(笑)

 

 

洗剤をかけまくったため、拭けば拭くほど床と壁が泡だらけになっていき後処理にだいぶ時間を取られたが、無事に私の安眠は守られた。

 

私の部屋にもう2度と出ないでおくれよな…